変遷の流布
この作品は、製作者の学部3年時からの地域活性化活動の集大成として製作されたものである。足繁く現地に通い、地域の方々との交流を通じて感じた歴史や温もり、課題点に大学で学んだ知識を融合させ、見事に街の未来像を描いてみせた点が高く評価された。製作者は土木に関連するコースに所属しながらインテリアやデザインについても学びを深め、このことが街のスケールからバス停の椅子のデザインまで、幅広くかつ精緻な設計に繋がっている。人と建築と街の繋がりに真摯に向き合い、時間軸を含めてその未来像を問い直した質の高い作品である。
担当教員:日本文理大学 江越 充 先生