2024年度 日本インテリア学会 第31回 卒業作品展 開催にあたって
 第31回インテリア学会卒業作品展は多くの人に観ていただくため今回もWEB展示で実施することになりました。今年は47校(大学36校、大学院1校、大学校2校、短期大学1校、専門学校5校、高等学校2校)の参加となり、例年より幅広い種類の教育機関からのご出展をいただきました。あらためて教育機関の皆様、卒業生の皆様のご協力に誠に感謝申し上げます。
 日本インテリア学会発足4年目の、平成5年に新宿の東京ガスのホールで教育部会幹事7人が、それぞれのインテリア教育事情をスライドやパネルを用いて報告しました。これを契機に、平成6年の広島大会で、卒業制作の発表と教育機関の第一次調査報告をパネル展示よって行いました。それが第1回卒業作品展となり、以降毎年、学会大会時に作品展を行う経緯となりました。
 「インテリア」という言葉は建築に相対するものでも、ファッションや物販のジャンルでもなく、建築・造形・家政・生活科学にわたる広い概念です。概念でありながら机上のみではなく、空間・物として、長い歴史にわたって実現されているものです。本卒業作品展では、学生の画像に添えて、それぞれの指導教員による解説と作品の「インテリア分野としての位置付け」の文章をいただいています。インテリア教育の多様性と、新しいインテリア概念を発見できる場として実感していただけると思います。どうぞ多くの方にご覧いただければ幸いです。
表彰委員会 委員長 高月純子
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