(Re)bbon - 親密圏を媒体とした公共圏の創出 -
西川涼の作品は、地域(住民)とつながる建築を、どう設計するか、というテーマに取り組んだ提案です。一般的に、地方都市の市街地は衰退の一途を辿っているという社会的な課題があります。そこで山梨県甲府市の中心市街地の商店街の路地を「親密圏」という空間としてとらえ、商店街の中の空隙空間と、多面的に接点をもたせることにより、地域の人々がさまざまな交流ができるような場所づくりを提案・計画しています。街中の路地なども含めて、内部と外部がつながるような場のしつらえを細かい点まで計画することで、インテリアデザインが街に対してつながっていくという提案を実現しています。
担当教員:武蔵野大学 水谷 俊博 先生