タケ材による組替え可能な小家具のデザイン
タケという材料を、日常的にそばに置いて触れて、愛着を持てる「小家具」に仕立てた視点が新鮮である。人の行為や暮らしに寄り添う、軽量で、組替え可能な小家具としてのデザインや加工の要素を検討する過程で、和紙とタケ材による編組面の構成と柿渋やカシューを用いた塗装による効果やタケの弾性を活かした収納パーツなどについても検討している。タケ材の特徴や加工による表情のバリエーションを引き出し、新しい感覚の家具になったと考える。
担当教員:拓殖大学 白石 照美 先生