Bio Rebirth
従来看過されがちであった小動物の死を弔うという行為と、作者が本学の国際交流デザインプロジェクト「こよりプロジェクト」にて訪れたタイで実感した農業廃棄物問題とを、高い次元で融合させ、新しい死生観・価値観をも提案している作品である。コンセプト決定後も、現地調査や材料研究の進捗にあわせて、スケッチや模型で最適な形態を探求模索し地道に試作する姿勢を垣間見た。そのプロセスにふさわしい成果を讃えたい。
本作品は小動物の亡骸を棺という内部空間に封じる弔いの行為を具現化し、さらに朽ちることで内部空間が外部空間と同化する時間的変化までをデザインしている。内部から外部への転換がインテリア分野への新たな視座となる。
本作品は小動物の亡骸を棺という内部空間に封じる弔いの行為を具現化し、さらに朽ちることで内部空間が外部空間と同化する時間的変化までをデザインしている。内部から外部への転換がインテリア分野への新たな視座となる。
担当教員:福井工業大学 小川 貴史 先生