つとめる人のつとめる舎 ―近江八幡の田園風景を活かして―
この作品は美しい田園風景に馴染むようにデザインされたホテルです。設計者は、敷地周辺の田んぼのもつ幾何学的な美しさを建築やインテリアに取り込んでいます。宿泊室は、細かな段差や照明によって空間の雰囲気に変化を与えることで、宿泊者にくつろぎや癒しを提供することを目指しています。施設内には大人数と少人数に対応したワーキング・スペースが設けられていますが、どちらの部屋も大きな開口をとっています。室内のレイアウトはシンメトリーを意識し整然とした配置になっており、開口部からの景色によって利用者がいつでも自然を感じることができるよう配慮されています。
担当教員:京都橘大学 河野 良平 先生