時間のイメージ ー 時間の空間化を通じた複合施設の提案 ー
 松永萌子さんの作品は時間を空間化する試みである。3つの方法で空間を思考した。一つは時間を考えた哲学者ベルクソンの純粋持続を空間化した。二つ目は時間を運動として解釈し、運動体験に基づく空間を作った。そして三つ目は自らの感情表現を過去の時間体験として紡ぎ出し空間化した。この三つの空間を用いて、東京の私鉄沿線の駅前で自らの時間を空間化する設計をした。実世界の中で自らの時間を紐解きながら空間化することで一般にも通用可能な時間体験を設計する第一歩を考案した。とても意欲的な考察だったと思う。
担当教員:東京理科大学 坂牛 卓 先生

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