柔らかな接点 - 住まいの機能の外部化と交流を生む公園 -
現代の日本では単身世帯の増加が著しく、孤独や孤立で苦しむ人々が少なくない。この卒業設計 は、公共空間に住宅の機能の一部を配置し、人々が住まいの外に出て都市空間での出会いや安らぎを得ることを目的としている。公園内に分散配置された機能が有機的に結びつき、居心地の良い空間を創出している。曲線的なデザイン、レベル差、素材の選定、家具の提案が相まって、この豊かな空間を実現している。これらはインテリアデザイン分野においても重要な手法であり、現代社会における新たな公共空間の在り方を提示している。
担当教員:明星大学 高橋 彰子先生