キメラカグ
- コミュニティカフェへのアクションリサーチを通じた第4の場所の計画提案 -
 本作品は、京都府木津川市梅谷地区のコミュニティカフェを対象に、周辺住民や運営者を対象とするアクションリサーチを通じて、コミュニティカフェの新たな空間像としてレイ・オルデンバーグのサードプレイス概念を批判的に捉え、一人ひとりが個人として際立ちながら他者と共存することを重視した「第4の場所」を提案するものである。具体的には、建物のゾーニングに反応するようにコミュニティカフェにある家具を串刺しながら組み合わせ、家具以上建築未満の異質な存在となることを目指した「キメラカグ」を提案している。都市的なフィールドワーク、建築コンセプトの提案、インテリア的なアイデア発想といったように、異なるスケールを横断しながらコミュニティカフェの新たな空間像を実証的に示しているのが本作品の何よりの魅力といえる。
担当教員:札幌市立大学 坪内 健 先生 ​​​​​​​

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