ASANOHA FURNITURE
日本の欄間や文様として用いられている麻の葉模様の幾何学的な構造に着目し、模様を用いて立体として構造的にも丈夫な家具を作ることができないか3次元モデルにて研究し検証しながら制作した家具シリーズ。麻の葉模様は照明器具やテーブルなどには用いられることが多いが、家具の構造体そのものにすることの発想はこれまでなかったと思う。空間の抜け感もあり、繋いで仕切る日本の空間演出としての新たな構造体の家具の可能性も広がり、他の素材への展開や応用なども考えられる研究となった。
担当教員:東京藝術大学大学院 橋本 和幸 先生